【目次】
・スポットワーカー(ユーザー)への熱中症対策について
・就業前に確認・周知すること
・作業中の熱中症対策
・熱中症が疑われる場合の対応
・求人にも熱中症対策を記載してください
・熱中症対策について詳しく知りたい方へ
夏季や気温の高い環境でのお仕事では、熱中症に注意が必要です。
厚生労働省が2026年3月に策定した「職場における熱中症防止のためのガイドライン」では、いわゆる「スポットワーク」を利用する労働者も熱中症対策の対象であることが明記されています。
スポットワーカー(ユーザー)も就業先では労働者であり、事業者には熱中症の予防や、熱中症が疑われる場合の対応について必要な措置を行うことが求められています。
スポットワーカー(ユーザー)への熱中症対策について
厚生労働省のガイドラインでは、スポットワーカーについても、
- 熱中症防止のための体制・手順の周知対象
- 雇入れ時の教育(※作業前の簡単な注意喚起や安全説明)の対象
- 夏季における熱中症対策の対象
であることが明記されています。
また、夏季に短期間就労する人は、原則として「暑熱順化していない者」として取り扱うことが望ましいとされています。
そのため、ユーザーが就業する場合も、他の従業員と同様に熱中症対策を行ってください。
※屋外や空調のない室内作業では特にご注意ください。
就業前に確認・周知すること
ユーザーは初めての現場で作業するケースも多いため、作業開始前に以下を確認・周知してください。
- 当日の体調に問題がないか
- 休憩場所
- 水分・塩分を補給できる場所
- 体調不良時の報告先
- 作業を中断・離脱する場合の手順
- 緊急時の連絡先
特に、体調に異変があった場合は無理をせず申し出てよいことを、あらかじめ伝えておくことが重要です。
作業中の熱中症対策
以下のような対策を行ってください。
- こまめな休憩・水分補給ができる環境を整える
- 水分・塩分を補給できる場所を確保する
- 涼しい休憩場所を確保する
- 対策グッズ(ファン付きウェア、帽子など)を活用する
- 作業中も声をかけ、体調を確認する
特に、新規就業者や休み明けの方は暑さに慣れていない可能性があるため、作業時間や作業負荷にも配慮してください。
熱中症が疑われる場合の対応
【応急処置の基本】
- 涼しい場所(エアコンの効いた室内・日陰)へ移動
- 衣服をゆるめて身体を冷やす(首・脇の下・太ももの付け根)
- 水分・塩分を補給(自力で飲めない場合は無理に飲ませない)
- 意識がない・改善しない場合は直ちに救急車を呼ぶ
熱中症が疑われる方は、医療機関への搬送や救急隊の到着まで一人にしないようにしてください。
求人にも熱中症対策を記載してください
夏季や気温の高い時期・場所でのお仕事では、ユーザーが就業前に勤務環境を把握できるよう、求人原稿に以下の情報を明記してください。
- 作業環境(屋内・屋外、空調の有無など)
- 持参物(飲み物、帽子、タオルなど)
※実際の現場で対応・提供できる内容のみ記載してください。
熱中症対策について詳しく知りたい方へ
厚生労働省では、熱中症の予防方法や応急処置、職場における熱中症対策に関する情報を公開しています。
※本記事は、厚生労働省「職場における熱中症防止のためのガイドライン」等を参考に作成しています。